コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 塩害/複合劣化/腐食・防食

腐食・防食Ⅲ

2017年7月13日(木) 13:00 〜 15:00 第1会場 (橘/会議棟2階)

座長:山口明伸(土木), 小島正朗(建築)

[1166] RC壁部材の疲労性能に及ぼす鉄筋腐食の影響に関する研究

宇田周平1, 大下英吉1, 熊野義敏2 (1.中央大学 2.東電設計)

キーワード:fatigue load, non-unifomity of rebar corrosion, RC wall, RC壁部材, rebar corrosion, 疲労荷重, 鉄筋腐食, 鉄筋腐食の不均一性

トンネル側壁部には疲労荷重が作用しており,鉄筋腐食が進行することでコンクリートの破壊や剥落等を発生させ,第三者被害を引き起こすことが考えられる。そこで本研究では,鉄筋腐食の生じたRC壁部材に対して,一定軸力作用下において曲げ疲労試験を実施した。その結果,疲労荷重を受けるRC壁部材において,載荷によるひび割れの発生位置は腐食ひび割れの存在に影響されることが確認された。また,疲労荷重を受けるRC壁部材の疲労性能を一定条件のもと,鉄筋腐食の不均一性によって評価する可能性を示した。