JCI Annual Convention in SENDAI

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第39回コンクリート工学講演会

A.Material & Construction » Chloride attack / Combined deterioration / Corrosion & Corrosion prevention

Corrosion & Corrosion prevention Ⅲ

Thu. Jul 13, 2017 1:00 PM - 3:00 PM Room 1 (Tachibana / Conference Building 2F)

座長:山口明伸(土木), 小島正朗(建築)

[1168] The Influences of Corrosion Products by Chloride Ion and Carbonation for Cracking

Satoshi MAEHARA1, Takeshi IYODA2 (1.東急建設 2.芝浦工業大学)

Keywords:carbonation, chloride attack, corrosion, corrosion products, rate of volume expansion, 中性化, 体積膨張倍率, 塩害, 腐食生成物, 鉄筋腐食

腐食生成物の一つであるβ-FeOOHは,塩化物イオンの共存した環境において生成され,他の生成物よりも体積膨張倍率が4.2と大きい。中性化による鉄筋腐食の場合,塩害と比較するとコンクリート中に存在する塩化物イオンは少ないことから,腐食生成物の種類とその含有割合が異なることが考えられる。そこで,腐食促進試験よって腐食させた鉄筋を対象に,X線回折にて腐食生成物の含有割合を定量的に示し,腐食生成物と体積膨張倍率の違いについて考察した。その結果,塩化物イオンおよび中性化に起因する発錆機構によって,腐食生成物が異なり体積膨張倍率も変化し,ひび割れ発生に影響を及ぼすことが示された。