アルカリシリカ反応Ⅱ／耐火性Ⅰ

[1173] 高速衝突を受けた鉄筋コンクリート造壁の構造耐火性に関する検討

森田武¹, 別府万寿博², 鈴木誠³ (1.清水建設 2.防衛大学校 3.千葉工業大学)

キーワード：Fire resistance, Hard projectile, High velocity impact, Local damage, Reinforced concrete wall, Short fiber reinforcement, 剛飛翔体, 局部破壊, 短繊維補強, 耐火性, 鉄筋コンクリート造壁, 高速衝突

剛飛翔体の高速衝突を受けた鉄筋コンクリート造壁が火災加熱を受けた場合の構造挙動を把握するため，鉄筋コンクリート造壁縮小試験体に対する載荷加熱実験を実施するとともに，構造挙動の簡易な予測手法の構築を目指して現有の数値解析プログラムの適用性を検討した。実験の結果，局部破壊によって損傷した試験体の崩壊時間が早くなることが把握された。また，現有の数値解析プログラムを適用した数値解析の結果，定性的な変形挙動と崩壊時間については実験結果と概ね一致することが確認された。