コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » アルカリシリカ反応/耐火性

耐火性Ⅱ

2017年7月12日(水) 15:45 〜 18:15 第4会場 (桜2/会議棟2階)

座長:小林孝一(土木), 森田武(建築)

[1178] 耐火保護層を有するコンクリートの輻射熱による熱伝導特性に関する実験的検討

新井崇裕1, 丸山宣男2, 山田祐輝2, 藤本哲明1 (1.鹿島建設 2.新日鐵住金)

キーワード:concrete, cyclic heating, fireproof protective layer, heat conduction property, radiant heat, コンクリート, 熱伝導, 繰返し加熱, 耐火保護層, 輻射熱

製鉄所では溶銑を積載した混銑車がコンクリート構造物の周囲を運航し短時間ではあるが繰返しの輻射熱(1,200℃)の影響を受ける。また,混銑車が脱線等により非常停止した場合は,連続的に輻射熱の影響を受けることになる。これに対して本検討では,まず3種類の耐火保護層を設けたコンクリートの試験体に24時間連続の加熱実験を行い50mm厚の耐火ブランケットを選定した。次に,選定した耐火保護層を設けたコンクリートの試験体に繰返しの熱影響を与え,熱伝導特性について検討した。その結果,150日間(延べ3,600回)の繰返しの熱影響によっても蓄熱傾向は見られないことを確認した。