コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » アルカリシリカ反応/耐火性

耐火性Ⅱ

2017年7月12日(水) 15:45 〜 18:15 第4会場 (桜2/会議棟2階)

座長:小林孝一(土木), 森田武(建築)

[1182] 火災時におけるプレストレストコンクリート部材の爆裂挙動

藤本謙太郎1, 小澤満津雄2, 山本哲2, 谷辺徹3 (1.ピーエス三菱 2.群馬大学 3.太平洋マテリアル)

キーワード:prestress, prestressed concrete, spalling, tensile strain failure, プレストレストコンクリート, 導入プレストレス, 引張ひずみ破壊, 爆裂

火災による高温の影響を受けた場合のPC梁の挙動,加熱条件の違いによりPC部材に生じる挙動の違いを把握することを目的にPC梁の一面加熱による耐火試験を行った。実験の結果,加熱初期に爆裂が生じて導入プレストレス量が減少して行く過程を確認することができた。さらに,高温環境下におけるコンクリートの爆裂評価手法を用いてPC梁の爆裂挙動に関する検討を実施した。コンクリートの爆裂判定には引張ひずみ破壊モデルを適用した。その結果,PC部材についてもプレストレスにより生じる初期圧縮ひずみの影響を考慮することにより,爆裂初期の挙動が評価できる可能性を示した。