コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 高流動コンクリート/高強度コンクリート(材料)

高流動コンクリート/高強度コンクリート(材料)

2017年7月14日(金) 13:00 〜 14:45 第1会場 (橘/会議棟2階)

座長:橋本紳一郎(土木), 岸本嘉彦(建築)

[1207] 粉末の流動化剤および増粘剤を用いた高性能流動化コンクリートのフレッシュ性状に関する実験的検討

太田貴士1, 黒岩秀介1, 野田泰史2 (1.大成建設 2.ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ)

キーワード:fluidity concrete, medium fluidity concrete, plasticized concrete, superplasticizer, thickener, 中流動コンクリート, 増粘剤, 流動化コンクリート, 流動化剤, 高流動コンクリート

鉄筋コンクリート構造物の高密度配筋部や狭小部等において,コンクリートの施工性および品質の向上を図るため,現場で流動化剤および増粘剤を後添加することで容易に得られる中・高流動コンクリートが望まれている。本研究では粉末の流動化剤および増粘剤を用い,呼び強度27~42,スランプ18~21cmのベースコンクリートの調合条件が,流動化後のコンクリートの各種性状に及ぼす影響について実験的に検討した。その結果,調合条件によってスランプフロー目標値45~55cmの流動性を,材料分離を生じることなく得られることが分かった。また,流動化後の圧縮強度および静弾性係数はベースコンクリートと同等であった。