[1218] A Case Study of Temperature Crack Control of Cold Weather-mass Concrete Bottom Slab
Keywords:actual structure, construction in cold weather, controlling crack, mass concrete, temperature history, 実構造物, マスコンクリート, 温度履歴, ひび割れ制御, 寒中施工
本報告は,広がりの大きい版状部材の温度ひび割れを制御する対策のうち,配合比の変更や保温・養生方法などに工夫し,実構造物においてひび割れを抑制するものである。結果として,温度による表面ひび割れが生じたものの,ほぼ事前検討で予想した箇所にひび割れが発生したことを確認できた。また,ひび割れの幅は時間の経過とともに閉じていく傾向であり,その最大幅は水密性を確保する上限値以下にあったことを確認した。よって,本報告で実施したひび割れ抑制対策は効果が十分に得られたため,今後類似工事においては重要な参考資料となると考えた。