コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » フレッシュコンクリート/施工/特殊コンクリート

フレッシュコンクリートⅢ/施工Ⅰ

2017年7月14日(金) 09:30 〜 12:00 第4会場 (桜2/会議棟2階)

座長:渡辺健(土木), 大塚秀三(建築)

[1225] 振動締固め時の応答加速度に着目したフレッシュコンクリートの鉄筋間隙通過性評価

永山剛1, 宇治公隆1, 上野敦1, 大野健太郎1 (1.首都大学東京)

キーワード:vibrating compaction, response acceleration rate, gap filling of concrete cover, reinforcing steel gap, 締固め, 応答加速度, かぶり部充填, 鉄筋あき

スランプおよび内部振動機挿入位置を要因とし,コンクリートを鉄筋間通過させてかぶり部に充填することで,かぶり部充填速度と内部振動機挿入位置および応答加速度推定式から求めた応答加速度推定値との関係について検討した。鉄筋あき35mmでは内部振動機挿入位置に関わらず,かぶり部に充填することは難しく,柱部材に対する規定の鉄筋あき40mm以上の重要性を確認した。また,今後データを蓄積し,使用する内部振動機の性能が異なる場合でも応答加速度分布を推定することで,適切な挿入位置および振動時間を設定できる可能性を示した。