[1249] 副産物および再生骨材を用いた環境配慮型コンクリートの基礎検討
キーワード:blast furnace slag, fly ash, low-carbon, recycle, recycled aggregate, フライアッシュ, リサイクル, 低炭素, 再生骨材, 高炉スラグ微粉末
CO2排出量抑制を目的として高炉スラグ微粉末やフライアッシュを用いたコンクリートの研究が盛んに行われている。本検討では,これにリサイクル材である再生骨材を使用した環境配慮型コンクリートの基本的な性能について,室内実験にて確認した。その結果,いずれの調合においても良好なフレッシュコンクリート性状が得られるものの,圧縮強度,中性化および乾燥収縮に対する抵抗性は骨材の組合せや結合材種類によって,それぞれの性能が異なることを確認した。そのため,実用化にあたっては,CO2排出量のみならず,強度発現性および適用部位を考慮して骨材や副産物の組合せおよび使用量を決定する必要がある。