[1260] The carbonation behavior of cement paste with sodium silicate as repair materials
Keywords:carbonation behavior, C-S-H, NMR, silicate-based surface penetrants, XRD, ケイ酸塩表面含浸材, 炭酸化挙動
コンクリートの表面補修材として使われるケイ酸塩表面含浸材が,炭酸化に与える影響を検討した。ケイ酸ナトリウムを補修材として用い,補修反応後、促進炭酸化させたセメントペーストの炭酸化挙動およびすでに促進炭酸化させたセメントペーストの補修後の挙動をXRDおよびNMRを用いて化学的に検討した。補修した試験体はアルカリイオンの影響でC-S-H系水和物の炭酸化が促進され,CaCO3の生成量が多くなることを確認した。また,NMRの結果より,補修材のアルカリ成分および炭酸化によるpHの低下によってCa-modified SiO2が生成し,化学構造が変化している可能性が示唆された。