[1262] Repair effect of patch repair materials admixing amino acid
Keywords:Arginine, Chloride attack, Electrochemical index of corrosion, fly ash, Patch repair, アルギニン, 塩害, 断面修復, 電気化学的腐食指標, フライアッシュ
アミノ酸の一種であるアルギニンを混入したコンクリートは,海洋環境において表面への藻類の付着が促進され,魚類等の生物生息環境を改善できることや,塩害による鉄筋腐食が抑制されることが報告されている。本研究では,アルギニンの高い防食性に着目し,アルギニンを添加した断面修復材の基礎的物性および鉄筋コンクリートに適用した場合の補修効果を,フライアッシュを混和した場合も含めて検討した。この結果,アルギニンとフライアッシュを併用した断面修復材は,アルギニン無添加の場合と比較して圧縮強度が低下したが,RC打継供試体の断面修復部分における鉄筋分極抵抗や電気抵抗が増大する傾向を示した。