コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅳ

2017年7月13日(木) 09:30 〜 12:00 第6会場 (白橿(しらかし)2/会議棟3階)

座長:上田洋(土木), 山﨑順二(建築)

[1316] ドリル削孔粉と硝酸銀溶液を用いた硬化コンクリート中の塩化物イオン量の簡易測定方法に関する研究

澤本武博1, 青木優介2, 舌間孝一郎3, 川俣孝治4 (1.ものつくり大学 2.木更津工業高等専門学校 3.前橋工科大学 4.中研コンサルタント)

キーワード:chloride ion penetration depth, content of chloride ion, discolored boundary, drilling Powder, silver nitrate Solution, ドリル削孔粉, 塩化物イオン浸透深さ, 塩化物イオン量, 変色境界, 硝酸銀溶液

本研究では,現場で容易に沢山の箇所の試験ができ,かつおおよその塩化物イオン量を求めることを目的として,ドリル削孔粉と硝酸銀溶液を混合し,目視による変色境界の判定から塩化物イオン量を推定する試験方法を検討した。その結果,ドリル削孔粉と混合する硝酸銀溶液の濃度を変えることで,変色境界における全塩化物イオン量および可溶性塩化物イオン量を変えることができ,現場で簡易に鉄筋位置におけるおおよその塩化物イオン量を求め,発錆限界に達しているかどうかを確認できると考えられる。