コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅳ

2017年7月13日(木) 09:30 〜 12:00 第6会場 (白橿(しらかし)2/会議棟3階)

座長:上田洋(土木), 山﨑順二(建築)

[1318] 圧縮強度の非破壊的推定における速度測定手法および評価式の検討

鈴木彩莉1, 渡辺健1, 岩野聡史2, 小椋紀彦3 (1.徳島大学 2.リック 3.CORE技術研究所)

キーワード:compressive strength, evaluation formula for strength, frequency resolution, impact echo method, ultrasonic method, wave velocity, 周波数分解能, 圧縮強度, 強度評価式, 弾性波速度, 衝撃弾性波法, 超音波法

現在,衝撃弾性波法による圧縮強度推定手法が提案されているが,弾性波速度と圧縮強度の関係は配合,使用材料,測定条件によって変化する。本研究ではW/Cと材齢を変化させた供試体に対して,衝撃弾性波法と超音波法から弾性波速度を算出し,W/C毎に圧縮強度の推定を行った。また,衝撃弾性波法による材齢毎での強度推定の精度を検討した。その結果,衝撃弾性波法では周波数分解能と強度評価式のべき乗係数が推定精度に関係していること,超音波法での強度評価式は衝撃弾性波法と同じように指数関数で近似できるがその係数が変化すること,指数関数での近似曲線は材齢毎での推定には適さないことが確認できた。