コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 構造設計・設計法

構造設計・設計法

2017年7月13日(木) 09:30 〜 11:30 第7会場 (会議室1/展示棟1階)

座長:斉藤成彦(土木), 市之瀬敏勝(建築)

[2005] 地震動と津波外力を受ける建築構造物の応答における津波波圧鉛直分布の影響

鉢呂友惟1, 高橋典之1 (1.東北大学)

キーワード:Earthquake and Tsunami Loads, Vertical Profile of Horizontal Wave Pressure, 地震動・津波連動外力, 波圧鉛直分布

2011年に発生した東北地方太平洋沖地震を契機に,国土交通省から津波避難施設の構造設計指針が示された。しかし本指針では現行の耐震設計に比べて過度に耐力を要求する設計となる傾向が見られ,より精緻な耐津波設計法の確立が求められている。これを受けて近年,設計用津波外力のモデル化に関する研究が行われ,衝撃波圧を含む時刻歴解析を可能とする外力モデルが検討されているが,その波圧鉛直分布について適切なモデルが確立されているとは言えない。そこで本研究では流体解析結果をもとに構造物受圧面における津波波圧の波圧鉛直分布を算出し,より実態に近い波圧時刻歴波形をモデルの提案を行った。