[2010] Evaluation of Long-term Behavior of RC Beam and Column by 3D-FE Analysis and Its Application to High-rise Building
Keywords:3-dimensional RC frame, crack, creep, long-term deflection, nonlinear fe analysis, shrinkage, 収縮, クリープ, 長期たわみ, ひび割れ, RC造立体骨組, 非線形有限要素解析
数値解析に基づく高層RC造建物の長期挙動評価手法の確立を目的として,RC梁に生じる長期たわみ挙動ならびにRC柱の長期軸圧縮挙動のモデル化を試みた。梁の長期たわみは,ひび割れを考慮することで実験値と良い対応を示し,収縮・クリープとの相互作用によるひび割れの進展挙動を評価した。また,柱に生じる長期軸圧縮挙動を梁要素1要素によりモデル化可能な事を確認し,60層RC造立体骨組の長期クリープ挙動を解析的に検討した。その結果,コンクリートの弾性およびクリープひずみによる軸変形は,主筋の長期許容応力度の70[%]相当の応力度となり,柱の水平方向の変形にも影響を及ぼすことを確認した。