コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 柱

2017年7月12日(水) 15:45 〜 18:00 第8会場 (会議室2/展示棟1階)

座長:大塚久哲(土木), 壁谷澤寿一(建築)

[2021] 鉄筋コンクリート造柱・梁の曲げ降伏しない場合のせん断挙動算定法の提案

中尾駿一1, 津田和明2 (1.熊谷組 2.近畿大学)

キーワード:FEM Analysis, FEM解析, Restoring Force Characteristic, Shear Deformation, Shear Ultimate Strength, Sub Tie Hoop, Truss Stiffness, せん断変形, せん断終局強度, トラス剛性, 中子筋, 復元力特性

筆者らは,鉄筋コンクリート造柱・梁のせん断終局強度を含むせん断挙動算定法の研究を進めている。この手法の主な特徴は,せん断ひび割れ発生後の材軸直行方向の面内のふくらみを抑制するバネを考慮していることである。昨年度の研究により,このふくらみ形状は中子筋の本数に応じて,幅方向で異なり,それに応じてせん断挙動も変動することが分かった。これを受け,今回はこの影響を反映できるバネを追加した。既往実験結果とFEM解析結果を用いたバネ追加後の本手法の精度検証より,算定精度の向上が確認できた。