コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 柱はり接合部

柱はり接合部

2017年7月13日(木) 09:30 〜 12:00 第8会場 (会議室2/展示棟1階)

座長:佐藤靖彦(土木), 田中照久(建築)

[2037] ラーメン高架橋の柱梁接合部の配筋・定着方式が柱の部材性能に及ぼす影響

古屋卓稔1, 渡辺健1, 田所敏弥1, 服部尚道2 (1.鉄道総合技術研究所 2.東急建設)

キーワード:Beam-column Connection, Bond Characteristic, Deformation Performance, FEM analysis, FEM解析, Mechanical Anchorage, 付着特性, 変形性能, 柱梁接合部, 機械式定着

ラーメン高架橋の接合部を模擬した大型試験体による正負交番載荷実験を対象に,接合部の配筋および定着方式が柱の部材性能に及ぼす影響について検討を行った。実験の結果,柱軸方向鉄筋の付着劣化によりかぶりコンクリートがはく落し,柱の部材性能が十分に確保されないことがわかった。また,かぶりを大きくしてコンクリートのはく落を抑えることで,柱の軸方向鉄筋に機械式定着を用いることが可能であることを明らかにした。さらに,実験結果を考慮したFEM解析を実施し,接合部鉄筋の付着性状が柱の荷重-変位関係に影響を与えることを確認した。