コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震壁/スラブ

耐震壁Ⅰ

2017年7月12日(水) 10:00 〜 12:15 第8会場 (会議室2/展示棟1階)

座長:武田篤史(土木), 鈴木卓(建築)

[2049] 主筋の破断を改善する小型RC 造連層耐震壁試験体の水平加力実験

内村孝兵1, 楠本繁治2, 塩屋晋一1 (1.鹿児島大学 2.竹中工務店)

キーワード:control of damage, control of residual deformation, R/C, resiliency, shear wall, 復元性, 損傷抑制, 残留変形抑制, 耐震壁, 鉄筋コンクリート

鉄筋コンクリート造建物を対象にして大地震時に大変形を経験しても,構造体の損傷を軽微に留め,残留変形角を抑制する技術を開発している。曲げ降伏する連層耐震壁の復元性を検証する加力実験を報告する。実験では縮尺が 1/10 の超小型試験体を用いている。壁脚で早期に柱主筋が座屈して,早期の変形で柱主筋が破断することを防止する方法として,鋼管を用いて座屈を防止する方法を検証している。その結果,主筋が破断する変形を1/200rad. から1.5/100rad. まで大きくできたが,想定の変形までの改善はできなかった。