コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震壁/スラブ

耐震壁Ⅱ/スラブ

2017年7月12日(水) 13:15 〜 15:15 第8会場 (会議室2/展示棟1階)

座長:田村隆弘(土木), 津田和明(建築)

[2058] 中空床版橋の円筒型枠上部の床版厚が床版の耐荷性に及ぼす影響

松下拓樹1, 安里俊則2, 福田雅人2, 徳光卓1 (1.富士ピー・エス 2.西日本高速道路)

キーワード:concrete coating thickness, hollow slab bridge, load resistance, loading position, 中空床版橋, 床版厚, 耐荷性, 載荷位置

中空床版橋は高速道路において昭和35年から試験的に適用された以降,鉄筋コンクリート橋やプレストレストコンクリート橋として数多く採用されてきた。近年,建設時の施工誤差や床版上面の切削などにより,円筒型枠上部の床版厚が所定の値よりも不足し,長年月の経過に伴い陥没する事例も生じている。そこで,静的載荷試験ならびに定点疲労試験による実験的手法を用いて,中空床版橋の円筒型枠上部の床版厚と耐荷性の関係について確認し,床版厚の減少が床版の耐荷性に及ぼす影響を検討した。