疲労・衝撃Ⅱ

[2105] RC ロックシェッドの衝撃応答解析に基づく破壊確率の検討

栗橋祐介¹, Custer Rocco², 小室雅人¹, Shellenberg Kristian³ (1.室蘭工業大学 2.Matrisk GmbH 3.Tiefbauamt Graubuenden)

キーワード：elastic recovery ratio, failure probability, impact response analysis, RC Rock-shed, RCロックシェッド, 弾性復元率, 破壊確率, 衝撃応答解析

本研究では， RC ロックシェッドの衝撃応答解析結果に基づいて，その破壊確率を検討することを目的に，耐衝撃挙動に大きな影響を及ぼすことが想定される材料特性値（不確定要素）を選定するとともに，それらの確率分布を設定し三次元弾塑性有限要素解析を実施した。ここでは，頂版部の変位に関する弾性復元率 ER が RC ロックシェッドの損傷度の評価指標の１つになるものと考え，解析結果に基づいて弾性復元率ERと各不確定要素に関する回帰式を求め，モンテカルロ・シミュレーションにより ER の累積分布関数を得た。これらの結果より，衝撃応答解析に基づく破壊確率の推定手法を提案した。