[2117] A study of Seismic design for RC bridge pier Using the tripartite response spectrum
Keywords:allowable ductility factor, rc bride pier, RC橋脚, 耐震性能, 許容塑性率, 必要強度, 残留変位比, 3重応答スペクトル, residual displacement ratio, seismic capacity, tripartite response spectrum, yield strength
兵庫県南部地震以降,性能照査型耐震設計の考え方が取り入れられており,許容塑性率を議論することは非常に重要な要素となっている。残留変位比は可能最大残留変位に対する残留変位の割合を示したもので,同じ解析条件であっても固有周期によって変動する。本研究では,道路橋を1 自由度系にモデル化し,卓越周期の異なる入力地震動を用いた非線形応答解析から,地震動の周期特性が必要強度と残留変位比の関係に及ぼす影響を調べ,道路橋示方書耐震設計編(H24 年版)における残留変位の照査が3 重応答スペクトルを用いて行えることを提案し,耐震設計への適用性について考察した。