コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震補強/地震被害

耐震補強Ⅰ

2017年7月13日(木) 09:30 〜 11:45 第9会場 (会議室3/展示棟1階)

座長:岡野素之(土木), 坂田弘安(建築)

[2146] 熊本地震により被災した鉄筋コンクリート造校舎の耐震補強効果の検討

片山遥1, 鈴木有美1, 真田靖士1 (1.大阪大学)

キーワード:earthquake damage, evaluation of seismic performance, kumamoto earthquake, rc structures, RC構造, seismic retrofit, 地震被害, 熊本地震, 耐震性能評価, 耐震補強

2016年4月16日に熊本県熊本地方で発生した地震を本震とする熊本地震により多くの建物が被害を受けた。熊本市内の小中学校において,耐震補強が施された校舎が倒壊は免れたものの非構造壁の破壊などにより建物の継続使用が困難となる事例が見られた。倒壊が回避された点では耐震補強の効果が発揮されたと判断されるが,その定量的な効果については未だ不明である。本研究では熊本市内の鉄筋コンクリート造校舎を対象として耐震補強の効果についての検討を静的増分解析により行い,その有効性を確認した。