コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 合成・混合構造

合成・混合構造Ⅱ

2017年7月13日(木) 13:00 〜 15:15 第10会場 (会議室4/展示棟1階)

座長:塩畑英俊(土木), 松井智哉(建築)

[2171] 鋼とコンクリートの合成度が低いサンドイッチ部材の補強に関する基礎的研究

安保知紀1, 松岡茂1, 栗栖基彰1, 桑原清2 (1.鉄建建設 2.ジェイテック)

キーワード:bond, friction, JES method, JES工法, steel-concrete sandwich member, 付着, 摩擦, 鋼コンクリートサンドイッチ部材

鋼板にシアコネクタ等のずれ止めが配置されていない鋼コンクリートサンドイッチ部材のように,鋼板とコンクリートの合成度が低い部材断面内に補強鋼材を配置した場合の部材の耐力や変形量及び破壊性状を確認するために,曲げ載荷試験と非線形有限要素解析の比較により補強鋼材による影響を考察した。これより,鋼板とコンクリートの境界には付着や摩擦の影響が小さいことが分かった。さらに,補強鋼材を配置することで部材の耐力は向上するものの,補強鋼材に異形鉄筋を用いたケースと普通丸鋼を用いたケースの曲げ剛性に優位な差が見られず,補強鋼材とコンクリートの付着や摩擦の影響が小さいことが分かった。