コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 既存構造物の調査

既存構造物の調査

2017年7月13日(木) 13:00 〜 15:15 第6会場 (白橿(しらかし)2/会議棟3階)

座長:横関康祐(土木), 谷昌典(建築)

[2208] 鉄筋が露出した小規模なRC桁橋の3次元FEMによる構造診断

濵本朋久1, 神保博紀2, 根岸伸治3 (1.西日本工業大学 2.関東測量 3.群馬県建設技術センター)

キーワード:RC girder, Exposed reinforcement, Three-dimensional finite element method, Bridge inspection, small-scale bridge, 鉄筋コンクリート桁橋, 鉄筋露出, 3次元FEM, 橋梁点検, 小規模橋梁

わが国は成熟化社会を迎え,投資余力の減少等により土木構造物は建設主体から維持管理や施設の延命化に移行している。また,地方の自治体が管理する高度経済成長期に建設された大量の構造物も耐用年数を超過しており,補修・補強の対象となる構造物も加速度的に増加しているのが現状である。橋梁の維持管理として点検業務を進めるに当たり,老朽化により鉄筋が露出した小規模な鉄筋コンクリート桁橋の点検結果として,損傷範囲のみが確認され,更新対策の優先順位を評価している。しかし,その際に構造的な診断は実施されていない。そこで本研究では,鉄筋が露出した主桁断面を対象に,新設時に使用する専用ソフトと3次元有限要素ソフトウェアを比較検証し,活荷重の載荷方法を比較することで,3次元有限要素解析の有効性を検証した。