コンクリート工学年次大会2017(仙台)

講演情報

第39回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 維持管理・ライフサイクル/曲げ

維持管理・ライフサイクルⅠ

2017年7月12日(水) 10:00 〜 12:15 第9会場 (会議室3/展示棟1階)

座長:渡辺博志(土木), 向井智久(建築)

[2214] アクティブサーモグラフィによるポリマーセメント系塗膜防水層の初期不具合の検出方法の検討

豊田啓生1, 塚越雅幸1, 石川真志1, 上田隆雄1 (1.徳島大学)

キーワード:active thermography, nondestructive testing method, polymer cement, material segregation, initial failure, アクティブサーモグラフィ, ポリマーセメント, 初期不具合, 材料分離, 非破壊試験

アクティブサーモグラフィによるポリマーセメント系塗膜防水材の,初期不具合である塗膜厚不足,材料分離・ムラと剥離の推定方法について検討を行った。試験体はポリマーセメント材の構成材料の混合割合を調整することで,部分的に初期不具合を有するように下地コンクリート表面に施工したものを作製した。養生後,ハロゲンランプにより試験体表面を20~40秒程度加熱後,室温環境で冷却した際の温度変化をサーモカメラで観測した。模擬的に生じさせた塗膜厚不足や,材料分離・ムラ,剥離部は健全部との温度履歴の違いとして検出された。