[2226] Experimental Study on Structural Performance Evaluation of R/C Beams with Hinge Relocation by Arrangement of SEA
Keywords:hinge-relocation, residual crack, self-centering, structural performance, super-elastic alloy, 超弾性合金, 自己復元, ヒンジリロケーション, 構造性能, 残留ひび割れ
本研究では,主筋の一部(梁端などのヒンジ形成位置)に超弾性合金を代替したRC梁が,一般的なRC梁に比べ強度及び剛性などの構造性能で劣ることに着目し,SEAの配筋位置を変えるヒンジリロケーションによって,当梁の構造性能がどの程度改善されるか実験的に検討した。実験は,矩形断面梁の両端に加力スタブを設けた試験体計4体の4点逆対称静的曲げ載荷として実施した。結果として,SEA配筋位置を梁中央側に移したヒンジリロケーションによって,耐力・剛性・エネルギー吸収量などが向上することを確認した。しかし,SEA継手治具端部の支圧による損傷により,剛性の向上は想定よりも小さなものであった。