コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 耐火性

耐火性

2019年7月10日(水) 10:00 〜 12:00 第7会場 (204会議室)

座長:馬場重彰(土木), 都築正則(建築)

[1161] 火災時における各種繊維を混入した高強度コンクリートの爆裂性状に与える材齢の影響:リング拘束試験法による検討

祐川真紀帆1, 小澤満津雄1, 赤坂春風1, 杉野雄亮2 (1.群馬大学, 2.太平洋マテリアル)

キーワード:curing ages、fire spalling、high-strength concrete、Jute fibre、Jute繊維、polypropylene fibre、PP繊維、ring-restraint specimen、saturation vapour pressure curve、リング拘束供試体、材齢、爆裂、飽和水蒸気曲線、高強度コンクリート

本研究では,異なる2 種の繊維を用いた高強度コンクリートを対象としてリング拘束供試体加熱試験を実施し,材齢や繊維の混入の有無による影響を検討した。すなわち,繊維はポリプロピレン繊維(以下,PP)とジュート繊維(以下,Jute)繊維を用い,材齢は2 ヶ月と14 ヶ月とした。加熱曲線はRABT30 とし,計測項目は拘束応力および水蒸気圧とした。その結果,繊維無混入のケースでは材齢2 ヵ月と比較して14 ヶ月は爆裂深さが小さくなった。PP 繊維を混入したケースでは14 ヶ月で爆裂を生じなかった。Jute 繊維を混入したケースでは材齢2 ヵ月と14 ヶ月ともに爆裂は生じなった。