コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 短繊維補強コンクリート(材料)/特殊コンクリート

短繊維補強コンクリート(材料)Ⅱ/特殊コンクリート

2019年7月12日(金) 13:00 〜 15:15 第6会場 (104・105会議室)

座長:小澤満津雄(土木), 大谷俊浩(建築)

[1250] 高炉スラグ微粉末および尿素を使用したコンクリートの諸特性

三岩敬孝1, 堀井克章2, 横井克則3 (1.和歌山工業高等専門学校, 2.阿南工業高等専門学校, 3.高知工業高等専門学校)

キーワード:bleeding、drying shrinkage、freezing and thawing、granulated blast furnace slag、setting time、urea、ブリーディング、乾燥収縮、凍結融解、凝結、尿素、高炉スラグ微粉末

近年,乾燥収縮を抑制できるとして尿素を使用した研究が進められてきている。しかし,尿素を使用したコンクリートに関するフレッシュ性状や凍結融解,乾燥収縮および塩化物の浸透などに対する抵抗性,スラグ微粉末の使用の影響等の研究はほとんど行われていない。そこで本研究では,一般に用いられている高炉セメントに相当する高炉スラグ微粉末を使用し,尿素を混入したコンクリートの諸特性について検討した。その結果,フレッシュ性状として凝結が遅延すること,硬化後の特性として高炉スラグ微粉末の使用により凍結融解に対する抵抗性が向上することや,乾燥収縮を大幅に低減できることなどが明らかとなった。