コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅳ

2019年7月11日(木) 09:30 〜 11:45 第1会場 (特別会議場)

座長:大野健太郎(土木), 兼松学(建築)

[1312] 外壁検査のための音源搭載型UAVを用いた高速非接触音響探査法

杉本恒美1, 杉本和子1, 上地樹1, 歌川紀之2 (1.桐蔭横浜大学, 2.佐藤工業)

キーワード:Unmanned Aerial Vehicle、 Laser Doppler Vibrometer、 Noncontact acoustic inspection、 Non destructice test、 Outer wall inspection、無人航空機、レーザドップラ振動計、非接触音響探査、非破壊検査、外壁検査

非接触音響検査法は,5m以上の離隔からでも叩き点検と同程度の欠陥検出が可能な優れた方法であるが, 音源から見た際の測定対象面の角度が大きくなると,叩き点検と同じたわみ共振を生じにくくなるという問題がある.一方,近年普及しつつある無人航空機(UAV)に音源そのものを搭載すると,音源を測定対象面に正対させることが可能となり,この角度依存性問題の解決が期待できる. また,音源とレーザドップラ振動計の距離が離れるほど反射波による影響が低下してS / N比が向上するために,高速測定も期待できる. そこで本研究では音源搭載型UAVを用いた非接触音響検査法による外壁検査についての基礎検討を行った.