コンクリート工学年次大会2022(千葉)

特別講演会のお知らせ

「カーボンニュートラルに対するコンクリートの課題とfibの戦略」

日 時:7月14日(木) 15:40~16:50
形 式:ライブ配信(7月19日(火)まで見逃し配信あり)
講演者:春日 昭夫氏(国際コンクリート連合(fib)会長)
視 聴:無料

 
   
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7/14(木)15:40~16:50
特別講演会
見逃し配信期間は終了しました。 見逃し配信期間は終了しました。

【講演概要】
2020年、世界がカーボンニュートラルに大きく舵を切った後、あらゆる産業で脱炭素、低炭素の動きが加速している.コンクリート構造物はそのライフサイクルにおけるCO2排出量の多さから、建設に携わる我々は排出量の削減に対応していく責任があると言える.一般的にコンクリート構造物は、建設前の材料の段階での排出と、建設後の供用時の排出が大部分を占める.中でも材料はセメントや鉄鋼がゼロカーボンを達成するまでの移行措置として、技術でその低炭素化を図っていかなくてはならない.講演では、我々が今直面する課題を示して、これから何をすべきかを考えていくとともに、国際的なコンクリートの学会であるfibがこの課題にどう対応しようとしているのかを紹介する.
 
【略歴】1980年、九州大学土木工学科卒業後、住友建設(現在の三井住友建設)に入社.以後橋梁の設計、施工、技術開発に携わる.1989年~1990年、テキサス大学オースチン校客員研究員.現在は三井住友建設株式会社、執行役員副社長、CTO、また、2021年~2022年のfib会長を務める. 2006年と2018年に橋梁でfib Awards for Outstanding Structuresを、また、2013年に仏のTrophy Eugene Freyssinetをそれぞれ受賞.博士(工学).福岡県出身.