コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 化学的侵食/耐火性

化学的侵食/耐火性

2023年7月6日(木) 09:00 〜 10:30 第4会場 (411)

座長:吉武勇 (土木),松田拓 (建築)

[1118] 天然繊維混入型超高強度繊維補強コンクリートのリング拘束加熱試験による爆裂評価

島村一樹1, 小澤満津雄1 (1.群馬大学)

キーワード:超高強度繊維補強コンクリート、Jute繊維、リング拘束試験、熱応力、水蒸気圧、Ultra-high-performance fiber-reinforced concrete、Jute fiber、Ring restraint heating test、Restraint stress、Vapour pressure

本研究では天然繊維混入型超高強度繊維補強コンクリートの爆裂抑制効果を確認するために,Jute繊維の混入率を実験因子として,小型円柱供試体の加熱試験とリング拘束加熱試験を実施した。Jute繊維の混入率は0~0.5%volの範囲とした。その結果,小型円柱供試体による簡易爆裂試験(850℃一定で30分間加熱)でJute繊維を0.5%vol混入することで爆裂継続時間の短縮と質量減少率が低下した。リング拘束加熱試験ではJute繊維を0.4%vol以上混入することで無混入と比較し,爆裂を抑制することが確認できた。