[1175] Development and evaluation of cement concrete for CO₂ emissions reduction
Keywords:セメントコンクリート、低炭素、産業副産物、環境影響評価、C-A-S-H、cement concrete、low carbon、industrial by-products、eco-mechanical performances assessment
CO₂排出量削減のためセメント使用量を極力削減したコンクリートを開発し,普通コンクリートおよびジオポリマーコンクリートとの比較を行った。具体的には,圧縮強度とCO₂排出量による環境影響の評価を行い,XRDとSEMによる化学分析を行った。その結果,セメントの96 %を産業副産物で置換して得たセメントコンクリートでは,圧縮強度58.4 MPaを確保しつつ,CO₂排出量を普通コンクリートの約12分の1,ジオポリマーコンクリートの約4分の1に削減できることを確認した。加えて,このセメントコンクリートには,通常のC-S-Hに加えてSiがAlに置換されたC-A-S-H水和生成物の2種類が存在することを確認した。