コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 合成・混合構造

合成・混合構造1

2023年7月5日(水) 13:00 〜 15:00 第8会場 (409)

座長:服部篤史 (土木),馬場望 (建築)

[2118] 集成材を内蔵したRCハイブリッド梁のフィージビリティスタディ

田口孝1, 松井智哉2, エンクトウブシンセルチンニャマギャル2, エルデネバヤルアリウンビリグ2 (1.矢作建設工業 2.豊橋技術科学大学)

キーワード:木質ハイブリッド部材、集成材、4点曲げ実験、曲げ耐力、曲げ解析、wooden hybrid member、glued laminated timber、4-point bending test、bending strength、bending analysis

本論では,木質材料の有効利用,および部材軽量化の観点から新しい木質ハイブリッド構造として集成材を内蔵したRC造のハイブリッド部材を提案し,その梁部材に対して基本的な構造特性,特に曲げ性能,曲げ耐力を確認するために4点曲げの構造実験を実施した。実験の結果,提案した木質ハイブリッド梁はRC造の梁に比べ初期剛性は低下するものの,高い曲げ耐力を示すことが確認された。そして,その曲げ耐力は一般化累加強度理論に準拠することで,もしくは曲げ解析によって概ね評価できることを示した。その結果,提案したハイブリッド部材は実現の可能性のあることが示された。