コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 環境配慮型コンクリート(CCU材料)

環境配慮型コンクリート(CCU材料)2

2025年7月17日(木) 10:50 〜 12:20 第2会場 (アイーナ8階 804B)

座長:兼松学(建築),鎌田知久(土木)

[1078] 保存期間およびCO₂供給方法が炭酸化させたスラッジ水の各種性状に与える影響

黒岩笑海歌1, 本田和也1, 小西正芳1, 安本礼持1 (1.住友大阪セメント)

キーワード:スラッジ水、CO2、保存期間、鉱物組成、フロー、圧縮強度

本研究では,模擬スラッジ水にCO₂を注入して炭酸化させた不活性化スラッジ水および不活性化スラッジ水を用いたモルタルに関する検討を行った。その結果,炭酸化を行わないスラッジ水では保存中に固形分の鉱物組成が変化する一方,不活性化スラッジ水では炭酸化によりスラッジ固形分の鉱物組成が変化した後,以降の鉱物組成の変化が極めて小さいことを確認した。また,不活性化スラッジ水を練混ぜ水として用いたモルタルは,スラッジ水の保存期間の経過によるフローおよび圧縮強度への影響を緩和できることを確認した。