[1113] Development of new cement-free binder using chemically activated ash by grinding
Keywords:結合材、フライアッシュ、セメント不使用、摩砕処理、高アルカリ性混練水
摩砕処理により化学反応性を付与したフライアッシュとケイ素成分を補った高アルカリ性溶液を用いることでセメントを使用しない新たな結合材を開発した。フライアッシュに摩砕処理を施すと微粒化するが,摩砕の継続に伴い凝集が生じて粗粒化した。摩砕処理フライアッシュと高アルカリ性混練水を練り混ぜて作製したペーストの粘性は,摩砕処理時間を増加させることで低下すること,ペースト硬化体は最大で48 N/mm2程度の圧縮強度を確保できることを示した。さらに,X線CTを用いてペースト硬化体を観察したところ,内部の硬化組織は均質化していること,空隙は,微細な球形の形状で存在することを確認した。