コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 高流動コンクリート/施工

高流動コンクリート2/施工1

2025年7月18日(金) 09:00 〜 10:30 第4会場 (アイーナ8階 811)

座長:中田善久(建築),佐伯竜彦(土木)

[1198] 自由落下高さが締固めを必要とする高流動コンクリートの材料分離抵抗性に及ぼす影響

陳内真央1, 片平博1, 櫻庭浩樹1, 古賀裕久1 (1.土木研究所)

キーワード:締固めを必要とする高流動コンクリート、自由落下高さ、材料分離、空気量、mechanically-compacting flowable concrete、free fall height、air content

締固めを必要とする高流動コンクリートは,打込みなどの施工作業の省力化が期待されているが,実証データが限定されていることから,打込み面までの自由落下高さは普通コンクリートと同様に1.5m以下に制限されている。そこで,自由落下高さがコンクリートの打込み後の物性に及ぼす影響を明らかにするため,水結合材比とスランプが異なるコンクリートを1.5~4.0mの高さから平坦な床面に自由落下させる試験を実施した。その結果,水結合材比が小さい締固めを必要とする高流動コンクリートでは自由落下高さを1.5mより大きくできる可能性が確認された。