コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » フレッシュコンクリート

フレッシュコンクリート1

2025年7月16日(水) 13:20 〜 15:20 第5会場 (アイーナ8階 810)

座長:犬飼利嗣(建築),渡邉健(土木)

[1220] 流動性の高いコンクリートの加振時における挙動に関する考察と締固め作業負荷の低減効果に関する検討

倉田和英1, 松本修治1, 坂井吾郎1, 加藤佳孝2 (1.鹿島建設 2.東京理科大学)

キーワード:締固めを必要とする高流動コンクリート、締固め、材料分離抵抗性、作業負荷、消費カロリー

異なる流動性を有するコンクリートについて,締固め作業負荷を加振時の間隙通過性,流動性の観点から間接的に評価するための各種試験を行った。その上で,スランプあるいはスランプフローで管理するコンクリートのそれぞれに要する締固め作業負荷を,代謝当量METs(Metabolic Equivalents)という身体活動の強度を示す指標を用いることで消費カロリーに換算して比較した。その結果,締固めに要する作業負荷は,スランプ10cmのコンクリートを用いた場合と比較して,スランプ20cmで約58%,スランプフロー44cmで約89%の低減になると試算された。