コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 混和材料

混和材料1

2025年7月17日(木) 09:00 〜 10:30 第5会場 (アイーナ8階 810)

座長:小山田英弘(建築),小川由布子 (土木)

[1234] フライアッシュ置換率が膨張コンクリートの性状に与える影響

澤本駿汰1, 横井克則1, 近藤拓也1, 橋村茂雄2 (1.高知工業高等専門学校 2.大旺新洋)

キーワード:膨張材、フライアッシュ、断熱温度上昇、乾燥収縮、耐久性

近年の地球温暖化等により外気温が高くなる日が増加しており,コンクリート工事においては水和発熱に伴うひび割れが懸念される。そこで本研究では,水和発熱や乾燥収縮に伴うひび割れの低減を目的とし,膨張材とFAを併用したコンクリートの性状について検討した。試験結果より,FA置換率を増加することで,水和発熱の低減,膨張ひずみの増大及び長期強度増進効果が確認された。また,膨張材とFAの併用により,中性化深さの抑制及び乾燥収縮ひずみが低減する傾向が示され,ひび割れ低減対策として有効的である結果が示された。