コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 混和材料

混和材料2

2025年7月17日(木) 10:50 〜 12:20 第5会場 (アイーナ8階 810)

座長:濱幸雄(建築),福永隆之(土木)

[1243] 火山ガラス微粉末で高炉セメントB種の一部を置換したモルタルとコンクリートの養生条件と圧縮強度の関係

袖山研一1, 友寄篤2, 野口貴文2, 佐々倉賢一3 (1.鹿児島県工業技術センター 2.東京大学 3.プリンシプル)

キーワード:火山ガラス、高炉セメント、混和材、ポゾラン反応、気中養生、蒸気養生、標準養生

入戸火砕流堆積物の串良シラスから得た火山ガラス質を粉砕・分級して3種類の火山ガラス微粉末VGPを製造し,高炉セメントB種(BB)の一部をVGPで内割置換したモルタルとコンクリートについて強度試験を行った。VGP20%置換した気中養生28日のBBモルタル試験結果に基づくB/W-F関係式より,配(調)合強度30N/mm2の場合の単位BB削減量を算出し,BBを54~89kg/m3削減できる事を示した。BBをVGP-Ⅲ種で10%と20%内割置換した水結合材比55%のBBコンクリート試験の結果,BBとVGPで置換した供試体は,蒸気養生1日+気中養生6日の養生条件で,ほぼ同等の圧縮強度を示した。