コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 収縮・クリープ/物性一般

収縮・クリープ2/物性一般1

2025年7月17日(木) 10:50 〜 12:20 第6会場 (アイーナ8階 802)

座長:清原千鶴(建築),兵頭彦次(土木)

[1296] 水分状態と骨材・鉄筋による内部拘束を考慮したRC断面の収縮解析

橋本龍1, 渡辺健1 (1.鉄道総合技術研究所)

キーワード:コンクリート構造、水分移動、拡散方程式、乾燥収縮、内部拘束

材料特性や鉄筋比の影響を考慮したコンクリート構造物の収縮ひずみの予測を目的とし,水分移動・収縮ひずみ解析プログラムを作成した。水分移動を拡散方程式で,収縮ひずみをセメントペースト・骨材それぞれの収縮モデルを組み合わせた複合モデルで表現し,平面保持の仮定に基づきひずみを算出した。各種影響因子に対する感度を算定式と比較し,解析手法およびパラメータの妥当性を確認した。また,RC供試体暴露試験の再現解析を行い,内部拘束効果について検証した結果,鉄筋比の増加に伴い減少するひずみを概ね捉えることが確認された。