コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 既存・劣化構造物の評価

既存・劣化構造物の評価

2025年7月16日(水) 10:00 〜 12:00 第10会場 (アイーナ5階 501B)

座長:岸本一藏(建築),土屋智史(土木)

[2139] 富岡製糸場内RC造煙突の劣化調査と保存方法の基礎的検討

井野黎來1, 今本啓一1, 木野瀬透2, 江尻憲泰3 (1.東京理科大学 2.日本建築総合試験所 試験研究センター 3.日本女子大学)

キーワード:温度履歴解析、二水石膏、表面含浸材、鉄筋コンクリート、煙突、調査、耐火煉瓦

建設後80年以上経過したRC造煙突について,これまでの調査から煙突内部の耐火煉瓦層によって劣化進行が抑制されていることが示唆された。本研究で温度履歴解析を用いて,コンクリートにかかる熱応力を検討した結果,耐火煉瓦によって熱応力がひび割れ発生強度以下となり,表面のひび割れを抑制していることが確認された。また,煙突外側表面のポップアウト現象は,雨水による水分が要因の1つであると考えられるため,重要文化財における水分浸透防止策としてシラン系表面含浸材の試塗を行った。試塗の結果,外観を変化させることなく,水分の浸透が抑制できていることが確認された。