コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 構造解析

構造解析

2025年7月17日(木) 10:50 〜 12:20 第10会場 (アイーナ5階 501B)

座長:中村孝也(建築),中田裕喜(土木)

[2164] 並列有限要素法による高層RC建物の地震後の損傷評価

佐藤裕一1, 長沼一洋2 (1.京都大学 2.日本大学)

キーワード:損傷指標、疑似離散ひび割れモデル、ひび割れ幅、固有周期、並列計算

22層と50層の二種類の高層RC建物の架構全体を有限要素モデル化し,施工・使用期間のコンクリートの乾燥収縮ひび割れやクリープ等の材齢依存諸性状を考慮した上で,大地震動下の時刻歴応答を解析した。さらに損傷によって低下した要素剛性の情報に基づき,大規模モデルに適した並列計算手法によって固有周期を計算した。その結果,開口幅2 mm以上のひび割れの総延長,および震動後の固有周期を用いて,コンクリートの圧縮損傷状態を合理的に評価できることを確認した。