コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 骨組構造ヘルスモニタリング

骨組/構造ヘルスモニタリング

2025年7月17日(木) 13:40 〜 15:10 第10会場 (アイーナ5階 501B)

座長:浅井竜也(建築),稲葉紅子(土木)

[2169] 立体RC架構の層崩壊を防ぐために必要な柱梁耐力比に関する解析的研究

堀田久人1, 長谷川高伸1 (1.東京科学大学)

キーワード:RC架構、2方向地震動、ファイバーモデル、柱梁耐力比、保有水平耐力

本研究では,1方向を側柱を有する2スパンの構面構造,直交方向を無限純ラーメン構造とした立体RC架構を解析対象とし,層崩壊を防ぐために必要な柱梁耐力比について,既往研究の無限純ラーメン構造の中柱のみを取り出した立体RC架構の場合と改めて比較検討した。6層,9層,12層,のモデルに対して水平2方向地震動を入力する時刻歴応答解析を行った。解析対象に側柱を含む場合,中柱のみの場合と比べ,層崩壊を防ぐために必要な柱梁耐力比は6層では低い値を示したのに対して,12層では高い値を示し,構面構造方向の保有水平耐力に約1割の減少が見られた。