[KR9-2-3] 看護業務効率化先進事例アワード受賞施設に学ぶ業務効率化(多職種連携)
~自施設でできることを見つけよう~
【抄録】
看護記録の効率化に着目し、入院時スクリーニングを外来業務に集約し帳票間で存在する重複情報などのムダを省き電子ファイル帳票を一元化。より精度の高い患者情報の取得と十分な説明のための双方向コミュニケーションツールとして活用し、病棟の看護計画にも反映するシステムの構築を行った。
その結果、病棟看護師は看護ケアに約40 分間多く時間を費やせるようになった。多職種間での情報共有やケアの早期介入、チームアプローチが容易になり、コミュニケーションの活性化につながった。また新人看護師でも事前にせん妄や転倒などの危険因子を把握することができ、個々の対応能力の向上にもなっている。一方、薬剤師の介入は安全管理面からチーム医療の向上となった。
地域包括ケア病棟を含んだ平均在院日数は、3 年間で2.7 日の短縮となった。
入退院支援の取り組みは、アップデートを繰り返し、人材育成という観点からも効果的であった。成功のポイントは、プロジェクト発足時から多職種を巻き込むこと、スクリーニングの内容を簡素化しても精度は落とさないこと、入院時の患者との対話は増やすことである。
看護記録の効率化に着目し、入院時スクリーニングを外来業務に集約し帳票間で存在する重複情報などのムダを省き電子ファイル帳票を一元化。より精度の高い患者情報の取得と十分な説明のための双方向コミュニケーションツールとして活用し、病棟の看護計画にも反映するシステムの構築を行った。
その結果、病棟看護師は看護ケアに約40 分間多く時間を費やせるようになった。多職種間での情報共有やケアの早期介入、チームアプローチが容易になり、コミュニケーションの活性化につながった。また新人看護師でも事前にせん妄や転倒などの危険因子を把握することができ、個々の対応能力の向上にもなっている。一方、薬剤師の介入は安全管理面からチーム医療の向上となった。
地域包括ケア病棟を含んだ平均在院日数は、3 年間で2.7 日の短縮となった。
入退院支援の取り組みは、アップデートを繰り返し、人材育成という観点からも効果的であった。成功のポイントは、プロジェクト発足時から多職種を巻き込むこと、スクリーニングの内容を簡素化しても精度は落とさないこと、入院時の患者との対話は増やすことである。