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[MGI34-P02] PTZ操作可能な高所カメラにおける画像処理技術との連携インターフェース開発
キーワード:Visual IoT、PTZ操作
スマート社会の実現に向けて大きな流れが生まれている。スマートシティ構想もその一環であり、都市内各所に取り付けられたセンサからデータを集約・処理し、市民へのフィードバックを促すことでより豊かで安全・安心な暮らしに資するものである。Pan・Tilt・Zoom(PTZ)操作可能なカメラを都市内の高所に設置することで(1)都市内の様子を自動でモニタリングし、(2)都市内の異常が検出された場合、(3)異常箇所へカメラをPTZ操作する都市モニタリングシステムの実現が期待される。このシステムにおいて(1)(3)はPTZ操作技術にかかる部分であり、(2)は画像処理技術にかかるものであるが、とりわけ(2)から(3)にかけてはカメラから取得された映像/画像内で検出された異常箇所の情報をもとにPTZ操作する量を求める必要がある。今回著者らは、この(2)から(3)への連携を円滑に進めるためのインターフェースを開発し、実際にPTZカメラ操作を行った結果を報告する。また、PTZ操作量は対象のカメラや、撮像しているズームレベルに依存するものであり、カメラに映り込んだ異常箇所の画素情報から単純に求められるものではない。そのため、カメラ一台一台に対してキャリブレーションを行う必要があるが、都市内各所に取り付けられるカメラ一台一台に対してキャリブレーションを行うことは実用上現実的ではない。そこで著者らは、セルフキャリブレーションを可能とするプログラムも用意し、(2)に代表されるような画像処理技術との連携を容易に行うことができるようなカメラモジュールとしてライブラリ化を進めている。