日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] ポスター発表

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[O-07] 高校生ポスター発表

2021年6月6日(日) 13:45 〜 15:15 Ch.27

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

13:45 〜 15:15

[O07-P36] 宇宙線ミューオンを利用した古墳透視プロジェクト

*石澤 知世1、*小野 聡1、*塩崎 朝陽1、*柳本 和奏1、*青木 剣士郎1、*石井 優奈1、*木村 壮吾1、*島田 優希1、*曽我 碧衣1、*竹森 悠河 1、*冨工 里乃1、*橋爪 花奈1、大塚 未来1 (1.早稲田大学本庄高等学院)

キーワード:ミュオグラフィ、文理融合、宇宙線、ミューオン、考古学、学際

学校周辺に古墳群があり,敷地内にある「東谷(ひがしやつ)古墳」に興味を持った。文献調査から7世紀ごろに作られた横穴式円墳であると分かったが、より詳しい調査をするために内部調査を考えた。しかし,史料価値が高いため破壊調査は難しい。そのため,ミューオグラフィーという対象物内部を非破壊でイメージングする新手法を用いることにした。検出器を独自開発したが,試作段階のためまず校舎内に設置し,ミューオンが検出器内を通過したと思われる時刻のデータを集めた。解析をして検出器の性能を評価した他,宇宙線の天頂角分布の測定や史料の調査も進めている。今後は検出器の改良を進め,古墳に設置して内部構造を三次元再構成したい。