日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] ポスター発表

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[O-07] 高校生ポスター発表

2021年6月6日(日) 13:45 〜 15:15 Ch.27

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

13:45 〜 15:15

[O07-P37] 輝線星雲の大きさから星雲密度を計算する

*白井 優希1 (1.横浜市立戸塚高等学校)

キーワード:輝線星雲、星雲密度、HⅡ領域の進化

本研究は輝線星雲―特にM42(オリオン星雲)、M43、M8(干潟星雲)、M20(三裂星雲)―の星雲密度に関する調査である。解析・計算によって輝線星雲の大きさから上の4天体の星雲密度を比較・検討する。

400mm望遠レンズを用いて、可視光画像を撮影した。すばる画像解析ソフトMakali`iのグラフ機能を用いて可視光画像を解析し星雲の半径を求めた。半径、温度、電離星のスペクトル型より密度を算出した。

結果の一つとして、オリオン星雲の密度は、21cm電波輝線の観測によって求められた密度410個cm⁻³(星雲星団シリーズ⁻散光星雲)に対し、計算によって求められた密度が411個cm⁻³と、誤差が非常に小さい結果が出た。