日本地球惑星科学連合2022年大会

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[J] ポスター発表

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[O-08] 高校生ポスター発表O08-P41~P60

2022年5月29日(日) 15:30 〜 17:00 オンラインポスターZoom会場 (1) (Ch.01)

15:30 〜 17:00

[O08-P47] 富士山での宇宙線測定

*平 悠人1、帆足 莉子2、田中 香津生2 (1.開成高校、2.東北大学)


宇宙線到来頻度は高度が高くなるほど増加することが知られている。
本研究では安価かつ小型な宇宙線検出器CosmicWatchを用いて富士山に登り、地上から頂上3776mの高度による宇宙線到来頻度の違いを測定すること目的とした。より正確に測定するため宇宙線の検出は登山中連続的に行うことにした。
予備実験として2400mまで連続的に高度と宇宙線到来頻度を測定した(図1)。結果は高度による宇宙線到来頻度に有意と言えるほどの差を観測することが出来なかった(図2)。
この原因として様々な方向から来る宇宙線の影響を受け、高度による宇宙線到来頻度の差が見えづらくなっていると考えた。
今後はこの問題を解決するため、検出器を2つ上下に重ね2つの宇宙線検出器が同時に検出したデータのみを記録するコインシデンス計測を用いて宇宙線検出を行う予定である。