日本地球惑星科学連合2023年大会

講演情報

現地ポスター発表

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[O-06] 高校生ポスター発表

2023年5月21日(日) 13:45 〜 15:15 現地ポスター会場 (幕張メッセ展示ホール8)

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

現地ポスター発表開催日時 (2023/5/21 13:45-15:15)

13:45 〜 15:15

[O06-P43] 多段土壌層法による生活排水のろ過

*窪木 大和1、荒川 結輝1 (1. 茨城県立日立第一高等学校)

キーワード:多段土壌層法、生活排水、ろ過


私たちは環境問題のうち水質汚染に注目し、原因の一つが生活排水であり、日本でも下水道が完備されていない地域が多いことがわかった。そこで本研究の目的をそれらの地域で使うことができるろ過装置の作製とした。生活排水の主たる汚染物質はリンと窒素であり、本研究ではリンに注目した。装置作製にあたって、環境への影響やコストの面から、多段土壌層法を用いてろ過装置を作り、リンが排水基準値以上の水のろ過後のリンの値を測定した。結果、リンを排水基準の8.0mg/L以下に削減でき、本実験の装置は十分な能力を持つと考える。しかし、リン酸固定には限界があると考えられるため、装置の能力の劣化について実験し、限界を調べたい。