日本地球惑星科学連合2023年大会

講演情報

[J] オンラインポスター発表

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[U-12] 日本の学術出版とオープンサイエンス、オープンデータ

2023年5月25日(木) 09:00 〜 10:30 オンラインポスターZoom会場 (1) (オンラインポスター)

コンビーナ:小田 啓邦(産業技術総合研究所地質情報研究部門)、川幡 穂高(早稲田大学 理工学術院 大学院創造理工学研究科)

現地ポスター発表開催日時 (2023/5/24 17:15-18:45)

09:00 〜 10:30

[U12-P03] 応用地質学会誌「応用地質」の現状分析と今後の展望

*竹村 貴人1、大沼 和弘2向山 栄3、塩崎 功4 (1.日本大学文理学部地球科学科、2.東北大学 大学院理学研究科、3.国際航業株式会社、4.一般財団法人 エンジニアリング協会  地下開発利用研究センター)

キーワード:応用地質

「応用地質学は、“人間の自然に対する生産活動を、地質学の立場から調査・研究する学問”と定義されるものであり、明治初頭以来百年余りにわたって営々と進められてきた地下資源の開発や交通網や都市施設等のインフラの整備、あるいは自然災害に対する防災施設の整備といった土木建設事業を遂行するなかで、我が国独自の発展をとげ、今日に至っている。しかし、応用地質学は、国際的にその体系を見直す時期にきており、国際応用地質学会(IAEG)では「地質と人間活動の相互作用の結果として生じるエンジニアリングや環境・災害問題の調査・研究や、その解決に関するサイエンス」と定義し、新たな展開を図ろうとしている。当応用地質学会もその流れの中で活動しており、土木地質、農林地質、水理地質、災害地質等に加えて、環境問題を取り扱う環境地質の重要性も高まっている。」(応用地質学会HPより引用).応用地質学会では隔月で年6号の学会誌「応用地質」を刊行しており通算で63巻になる.また,その掲載内容も時代と共に変化しており,本発表では人間の自然に対する生産活動を、地質学の立場から調査・研究する対象の変遷をまとめた.掲載論文の各情報を分析した結果,タイトルのみならず,著者の属性も変化していることが読み取れた.このことは,研究者・技術者をとりまく研究環境の変化が背景あると考えられる.このよう現状をとりまとめ,学会誌のあり方や,国際的な位置付けなどを含めた今後の展望についてまとめる.